吉本闇営業問題に思うこと
いやぁ、結構大変なことになりましたねぇ...。名も知らない芸人ならともかく、超人気冠番組を持つ雨上がり決死隊の宮迫を筆頭に、ロンブーの亮やら、レイザーラモンHGやらみんなまとめて謹慎、下手したら解雇だって。
反社会性力のパーティで芸を披露して、金銭を受け取ったのがその原因らしいけど(宮迫と田村亮は金銭授受を隠してたのもまずかったみたい)、世間の善良な市民の皆様は大変お怒りのようです。
何しろ彼らを擁護するともとれる発言をしたハリセンボンの春奈が
「犯罪者を擁護するような奴はクビにしろ」
だの
「詐欺被害者の方がもっと辛い思いしてんのに何言ってやがる」なんて言われてるんですから。
ただね、みんな勘違いしてるみたいだけど、彼らは犯罪者じゃないから。
そのパーティーを開いた主催者側は確かに犯罪者で、許されるべき存在ではないけど、そこで金を貰って芸を見せたとしても、芸人たちはあくまで芸人としてその場を盛り上げたに過ぎないのよ。
彼らの行動は軽率だったとは思うし、愚かしい行為だったかもしれない。でもちょっと考えて欲しい。
例えば自分がコンビニとかで働いてるとして、明らかにその筋の人が買い物に来たらあなたはものを売らない選択が出来ますか?
レストランで働いてる時にいかにもそれらしい人達が来店した時に、入店を拒否して帰ってもらうことが出来ますか?
もっと言ってしまえば、あなたが働いて貰っているお金の一部はそういった人達がばらまいたお金である可能性は否定できないってこと。
つまり反社会性力と呼ばれる人達が社会に存在している限り、どんな形であれまた多かれ少なかれ関わらざるを得ないのが現状なわけよ。
にも関わらず鬼の首を取ったように「やらかした」芸人を叩いて吊るして排除しようとする風潮には正直疑問が残る。
悪いのは詐欺グループであり、パーティの会場を提供したホテルも、そこで芸を披露した芸人も犯罪者ではないという事はみんな知ってるはずなのになぁ...。