松本人志の「死んだら負け」発言に思う事
農業アイドルがパワハラ被害で自殺した例の事件で、ダウンタウンの松本人志が発言した「死んだら負け」のコメントが物議を醸してるらしい。
賛同してる人も多いみたいだけど、世論はどうもこの発言が癪に障るらしい。弁護士の何某先生やコラムニストのなんちゃらもしたり顔でこの発言はおかしいとおっしゃってるそうな。
オレは正直ダウンタウンも松本人志も好きじゃない(別にキライでもないけど、あんまり興味がない)けど、この発言が叩かれるのは理解できない。
「死を選ぶほど追い詰められた人間は勝ち負けなんか気にする余裕が無い」
これが反対意見の骨子らしいけど、逆を返せば「そこまで追い詰められたら死んで楽になってもいいんだよ」って言ってるようなもんじゃん。
人生において逃げる事を選択すること自体は全く恥ずかしいことではないし、実際オレは子供にもそう教えている。
ただ逃げの手段の選択肢に自死を入れる事だけは有り得ないしあってはならないと思う。
それを抑止するために、自殺することは負けることであり恥ずかしいことであるということをまず世間全体の常識にしなきゃならないって(おそらくそう言う意味だと思う)発言がなぜ叩かれるのか全く理解できない。
死んだら周りの人達みんながみんな「辛かったね、可哀想ね、こんな目に合わせた人達は酷いね」って論調だとそりゃ安易に死を選ぶ人も増えるよ。
大事なのはありとあらゆるケースで追い詰められた人が、自死という最悪の選択の前に逃げ込める「避難所」を構築し、広く世間に認知させることだと思う。
死んだら負け。すごく大事な言葉だと思うよ。