ねこ将軍のねどこ

このブログは自分が気になったニュースや話題について、匿名性をいい事に好き放題言っちゃおうという自己満足上等のスペースとなっております。

止まらない虐待死について思うこと

あくまで個人的な見解であり全ての人がそうでは無いことは十分に承知しているつもりですが、オレがこの世で1番卑劣で憎むべき犯罪が児童虐待です。

本来無条件で自分を愛してくれるはずの親から肉体的精神的に逃げ場のない状態で痛めつけられる。人間として生まれてこれ以上の不幸はないと思う。

今回の北海道の事件もこのクソ両親には相応の報いを受けさせるべきだし、酌量の余地なんざ皆無だと思ってる。

ただ世間の矛先が児童相談所に向いてるのはどうなんだろう?

今日目にしたどっかのバカが書いたクソブログでは、ひたすら児童相談所の怠慢を責める事で自分はこの問題に真摯に向き合ってますよみたいなアピールに胸糞悪い思いをした。

確かに児童相談所が適切に動いていればひょっとしたら今回の事件は起きなかったかもしれない。

ただ現在の児童相談所の実情は、全ての案件に対してこの「適切」を行うのは不可能だということを果たしてどれだけの人が認識してるんだろうか?

先程挙げたブログの記事では児童相談所が「夜中だから対応出来ない」「人間がいないから対応出来ない」といった受け答えに、彼らがまるでただめんどくさいから動かなかった的なニュアンスで話が展開されていたんだけど、児童相談所で働いている人達がどれだけ大変かなんて考え及びもしないんだろうね。

児童相談所にいわゆる公務員気質の人間が全くいないとは思わない。だけどそれ以上に何とか子供達を救おうと必死で頑張ってる人達がいることを忘れちゃいけない。




もう1つ言うなら、児童相談所が虐待死の危険からからいくら子供を守ってもその事実はほぼ100%報道されない。逆に疑いがある家庭に介入した時に冤罪として吊し上げられることもある。

それを考えると事情も知らない赤の他人が我も我もと児童相談所を槍玉にあげること自体がおかしいんじゃない?

1人の虐待死が明るみに出たかもしれない。でもその裏で何十人かの子供が救われたかもしれないことを考えるべきだと思うし、それでも児童相談所について論ずるなら、児童福祉司一人あたりの担当件数が、地域によっては100を超えている現在の状況にこそ問題がある事に気づいて欲しい。

積極的に動いたら冤罪だだのプライバシーの侵害だだの言われるし、慎重に事を運ぶといざ最悪のケースに至った時には怠慢だと罵られる。

これが今の日本の児童相談所の実情であり、この点に関する適切なガイドラインが確立されない限り同様の事件は起こり続けるだろう。

1日も早く全ての子供達が安心して眠れる国になることを、眠ってる娘の頭を撫でながら切に願います。